同じように接していても、自然と周りに犬が集まってくる人と、犬になかなか懐かれない人がいます。
犬が好きなのに「撫でようとすると逃げられた」という経験をしたことがある人も少なくないでしょう。
犬から好かれる人と嫌われる人には、一体どんな違いや特徴があるのでしょうか?
今回は犬に好かれる方法や犬に好かれる人の特徴、嫌われてしまうNG行動について紹介します。
この記事を参考に、犬に好かれる人を目指しましょう!
この記事を読んでわかるポイント
- 犬に好かれる人の特徴がわかる
- 犬に好かれるための方法がわかる
- 犬に嫌われてしまうNG行動がわかる
犬に好かれる人の特徴
犬から好かれる人には「犬が近寄りたい」と感じる行動を自然にとり、心地いい雰囲気を醸し出しています。
以下では、犬に好かれる人の特徴を紹介するので、参考にしながら犬に好かれる人になりましょう!
穏やかな雰囲気でしつこくない人
犬はちょこまかと動く人のところには、あまり近づこうとしません。
また、話している時の手振り素振りが大きい人のことも苦手だと感じる犬が多いでしょう。
犬が近くにいる時はできるだけゆっくりと動き、ビックリさせないよう心がけてください。
少し慣れ始めて犬が近寄ってきた時も、しつこく触ったり撫でることはしてはいけません。
犬がしたいようにさせて、離れて行こうとしてもあっさりとした対応をとるといいでしょう。
大きな声を出さず優しく話しかける人
犬に好かれる人の1番の特徴は「声」にあるといわれています。
犬は言葉の意味は理解できませんが、声のトーンや表情で人間の感情を汲み取ります。
そのため、犬が人間との相性を判断するのに「声」はとても重要です。
高い声を出すと犬が興奮したり不安になってしまい、逆に低すぎる声をだすと恐怖心を抱いてしまいます。
強い口調や大きすぎる声は犬が警戒して近寄ってこなくなるので、優しく穏やかな声で話しかけてあげましょう。
撫で方が上手な人
犬に好かれる人は、犬が喜ぶ撫で方を熟知しています。
真っ先に頭を撫でるのではなく、優しく下あごや頬、胸のあたりを優しく撫でてあげましょう。
犬が心を許してくれるまでは、犬の視界に入る場所から撫でてください。
犬が嫌がることをしない人
犬に好かれる人は、犬の仕草をしっかりと観察しています。
怖がっている・嫌がっている仕草をしている時は、無理に触ることはしません。
触りながらでも犬のサインを見落とさず、犬の気持ちを1番に考える人が好かれる人の特徴でしょう。
犬に好かれるための方法
「犬が好きなのになぜ仲良くなれないのだろう」と悩んでいる人も少なくないでしょう。
まずは、犬の気持ちを第一に考え、怖がらせないような行動をとることが大切です。
以下では、犬に好かれるための方法を紹介していきます。
すぐに距離をつめない
可愛い犬を見つけたら、すぐに頭を撫でたくなりますよね。
しかし、犬の世界では真っ直ぐに近づいてくるのは「喧嘩」をする時の行動です。
勘違いされないためにも、犬の方から近寄ってくるまでは、距離をつめすぎないように注意してください。
また、犬はじっと目を見つめられることも苦手なので、慣れるまでは目を合わせないようにしましょう。
犬からのアクションを待つ
仲良くなりたい犬を見つけた時は、飼い主さんと話したり他のことをしながら待ちましょう。
そうしているうちに、犬の方からこちらの匂いを嗅いで、仲良くできるかの調査をしてきます。
それが終わり犬が目を合わせてくれるようになったら「この人は安心だ」と判断したというサインです。
この段階まで進めれば犬の警戒心は解けているので、遊びに誘ってきたり膝の上に乗ってくるようになるでしょう。
手のひらの匂いを嗅いでもらう
犬は人の手が頭の上からくると恐怖を感じ、目を瞑ったり噛んだりしてしまいます。
そのため、撫でたい時にはこぶしを軽く握り手の甲を下の方からゆっくりと犬の鼻に近づけてあげましょう。
下からなら圧迫感がないので、犬も恐怖心を感じません。
犬は匂いを嗅いでこちらを調査するので、犬が満足するまで手の甲を嗅がしてあげましょう。
おやつをあげる
飼い主さんから「おやつ」をあげる許可がでたら、おやつをあげて仲良くなりましょう。
直接手からあげたいところですが、焦りは禁物なので少しずつ段階を踏むことがポイント!
おやつをあげる時は以下の順番を守るようにしましょう。
おやつをあげる時の手順
- 犬の近くにおやつを投げる
- 自分と犬の中間地点におやつを投げる
- 自分の近くにおやつを設置する
- 自分の手の平におやつを設置する
- おやつを手から直接あげる
上記の手順を守り、おやつを上手に活用して距離を縮めましょう♪
犬に嫌われてしまうNG行動
なかなか犬が寄ってこない人は、行動やファッションに原因があるのかもしれません。
犬に好かれるためには、犬が嫌がるポイントを抑えておく必要があります。
万が一、以下のことに心当たりがある場合には行動やファッションを見直しましょう!
犬が苦手なファッションをしている
犬は人間の表情をよく観察しています。
表情が見えにくくなる「帽子・サングラス・マスク」は犬が嫌いなアイテムです。
また、黒色は犬にとって認識しにくい色なので避けた方がいいでしょう。
例えば、全身黒ずくめの服装の人が犬を撫でようと急に手を出すと、犬はなにもない空間から手がいきなり出てきたように感じて驚いてしまいます。
ファッションはそれぞれの個性なので自由な格好でいいのですが、犬に好かれたいならダークカラーの服装は避けて顔周りの小物は外しましょう。
犬は人間の約1万倍の嗅覚を持つので、人間にとっていい匂いの「香水」は刺激臭に感じます。
そのため、香りの強い香水や柔軟剤は付けない方がいいでしょう。
急に撫でたり触る
頭を撫でる時自然と体制は前かがみのようになるので、犬目線では人間の手が上から覆いかぶさってくるように見えてしまいます。
犬は覆いかぶさるようなポーズが苦手なので、上記のようなことをされると威圧感を感じ怖がってしまいます。
また、尻尾や手足、マズルは敏感な場所なので、初対面の人に触られるとビックリして嚙みついてしまう可能性も・・・
犬が心を許してくれるまでは、急に撫でたりせず犬のペースに合わせましょう。
犬が喜ぶ撫で方について詳しく紹介している記事はこちら
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犬を正面から見つめる
かわいい顔を見たいという気持ちから、正面から犬の顔を凝視してしまうこともあるでしょう。
そんな時、犬が口をモグモグしていたりあくびをしていたり、目線を外す場合は怖がっているサインです。
犬を正面から見つめる行動は、犬に嫌われる行動なので注意しましょう!
怒鳴ったり大きな声を出す
犬の聴覚は人間の約400倍だといわれているので、大きな音に対してとても敏感です。
そのため、犬は子供の急な奇声や大声を出す人は苦手なので、避けられやすい傾向にあります。
また、怒鳴ったりクシャミをする声は、犬にとって「威嚇」に聞こえる場合があるので吠えられることもあるでしょう。
犬がいる場所では、落ち着いたトーンでゆっくりと話すことを心がけてください。
犬に好かれているサイン
ここからは、犬が好きな人にしか見せない行動について紹介していきます。
以下のような行動をとっているなら、犬に好かれている証拠なので嬉しいですね♪
お尻を向けてくる
犬にとってお尻は弱点の1つです。
信頼していない人には見せない弱点を見せてくれるということは心を開いている証拠です。
大好きな相手には積極的にお尻を押し付けてくる犬もいるので、犬の行動を観察してみましょう。
尻尾をブンブン振る
犬の感情は「尻尾」で表現するので、コミュニケーションをとる時はよく観察しましょう。
犬が口角を上げながら、大きく左右に尻尾を振っている場合は「嬉しい」「大好き」という気持ちです。
どこに行っても目で追ってくる
トイレに行こうとその場所を立ったりした時、犬がじっーと目で追いかけてくることがあります。
大好きな相手をついつい目で追ってしまうのは、人間だけではなく犬も同じです。
「好き」という気持ちを伝えるためにアイコンタクトを送り続けているのでしょう。
警戒心がなくリラックスしている
信頼している相手の前では、心からリラックスしているのでガードが緩みがちになっています。
そのため、お腹を撫でてと仰向けになったり、へそ天をしながら寝ているなら好かれている証拠です。
後ろから付いてくる
犬は大好きな相手とずっと引っ付いていたいので、飼い主さんが部屋を移動すると付いてくることがあります。
筆者の愛犬も、お風呂やトイレに移動するたび、後ろから付いてくるので愛おしい気持ちになります。
犬にモテる人になろう!
おさらい
- 真正面から顔を見つめない
- 急に近づかず犬のペースに合わせる
- 犬が苦手なファッションや香水は避ける
犬は人間の表情や行動をよく観察して、自分に攻撃してこない相手かを見極めています。
犬に好かれるには「犬が嫌がることをしない」ことが1番大切です。
1度嫌われてしまうと、言葉が通じない犬と関係を取り戻すことは難しいので、初対面の時は慎重に接しましょう。
この記事を参考に、犬からモテる人を目指してください♪