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犬を留守番させる時に注意すべきポイント!しつけや環境づくりを紹介

犬を飼っている方のなかには、1人暮らしや共働きで長時間愛犬を留守番させている方も多いでしょう。

しかし、留守番をさせる環境を整え、きちんとしつけをしなければ危険が伴う可能性があります。

今回は「犬の留守番時間の限界の目安」「快適に過ごすための部屋づくり」などを詳しく紹介します。

この記事を参考に、留守番している愛犬のストレスを軽減できる環境を作ってあげましょう。

この記事を読んでわかるポイント

  • 犬の留守番時間の限界の目安がわかる
  • 快適に過ごすための部屋づくりがわかる
  • 留守番上手にしつけるコツがわかる

【年齢別】犬の留守番時間の限界の目安

ミニチュアシュナウザー睡眠

犬の年齢によって、留守番時間の目安が異なります。

以下のことを参考に、愛犬を留守番させる時間を考えましょう。

子犬の目安

子犬は約3時間~5時間おきに排泄リズムがあります。

そのため、トイレトレーニングをしている子犬は「3時間以上」1人で留守番させないようにしましょう。

基本的に犬の月齢が排泄間隔の時間となるので、生後5ヶ月なら「5時間」になります。

排泄の間隔と月齢を考えて、留守番させる時間を決めましょう。

成犬の目安

成犬では、排泄の間隔や食事の間隔が開いて安定するので「6~8時間」の留守番はできるといわれています。

飼われている環境や留守番の頻度によりますが、快適な環境が整っていて留守番の機会が多い犬は、長時間の留守番も耐えられる傾向にあります。

しかし、週1回~2回のたまに留守番をする成犬は、ストレスを感じやすく問題行動を起こしやすいといわれているので注意しましょう。

シニア犬の目安

7歳以上のシニア犬でも、健康に問題がなければ成犬と同じように留守番ができます。

しかし、病気や怪我をしているシニア犬は長時間の留守番が苦手になり、粗相や無駄吠えなどをする可能性があります。

愛犬の健康状態を確認しながら留守番の時間を考え、心配な場合にはペットカメラなどで常に様子を観察できるようにしましょう。

犬に留守番させる環境

トイプードルとぬいぐるみ

飼育環境によって留守番させる方法が異なります。

一般的には、サークルやクレート、フリー(部屋の中で自由にさせる)などの方法あります。

以下のことを参考に、愛犬の性格や体質に合わせた方法を選びましょう。

サークルでのお留守番

 サークルには、犬用ベッド・トイレ・おもちゃ・給水機を設置することができます。

犬が自由にくつろいだり排泄できる広さがあるので、留守番中も快適に過ごせるでしょう。

いだずらをされる可能性も低いので、飼い主さんも安心して外出することができます。

夏や冬の体温調節が難しい時期は、ひんやりマットや毛布を入れるなどして、サークル内で温度調節できる工夫をしてあげましょう。

サークルを使用する時は以下の3つのことに注意してください。

サークルを使用する時の注意点

  • サークルは飛び出し防止用の屋根があるものを選ぶ
  • サークルの近くに引っ張り込めるようなものや危険なものは置かない
  • おもちゃは誤飲しないサイズの壊れないものを選ぶ

クレートでのお留守番

クレートはサークルに比べて狭いですが、犬は狭くて暗い場所を好むので安心できる環境だといえます。

お留守番の時間が短く粗相の心配がないのであれば、クレートでのお留守番も可能です。

クレートのデメリットは、温度管理が難しいという点。

とくに、夏の暑い日にはクーラーを付けていても日差しが当たり室内の温度は高くなるので、外付けの水飲みを付けるようにしましょう。

フリーでのお留守番

「トイレトレーニングができている」「いたずらをする心配のない」場合には、フリーでも問題ないでしょう。

フリーのメリットはサークル比やクレートにべて、自分で体調管理がしやすいという点です。

夏には床が冷たい場所を、冬には暖かい場所を、犬自身が自由に移動して選ぶことができます。

また、きちんとしつけをしている場合でも、台所など危険な場所には入れないように対策する必要があります。

机の上やゴミ箱に匂いがする食べ物が入っていると、犬は食べてしまう可能性もあるでしょう。

危険な誤飲を防ぐためにも「犬が届く場所には食べ物を置かない」ということを徹底してください。

フリーの場合でも、クレートやベットを置いて犬が安心できるスペースを確保しましょう。

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留守番中に快適に過ごせる部屋づくり

ポメラニアン 服をきる

愛犬が快適に過ごすためには、飼い主さんが部屋の環境を整えてあげる必要があります。

ストレスなく落ち着いて過ごせるような部屋づくりを心がけましょう。

室内の温度管理をする

犬自身が自由に移動できないケージやクレートで留守番させる場合には「熱中症」に注意しなければなりません。

クーラーの冷気や熱気、直射日光が当たらない場所に設置して、熱中症対策や防寒対策をしましょう。

冬にはホットカーペットや電気あんかを使用する方もいますが、低温やけどの危険性があるので注意が必要です。

また、お昼は暖かくても夕方から夜にかけて冷え込むような日もあるので、気温の変化も確認するようにしましょう。

留守番している間は寝ている子が多いですが、喉が渇いた時に水がないと健康に悪影響を及ぼします。

外出前は十分に飲み水があるかを確認してから、家をでるようにしましょう。

愛犬が水をひっくり返してしまう心配がある場合は、犬用ウォーターディスペンサーを付けることをおすすめします。

室内の湿度管理をする

エアコンをつけっぱなしにして外出する方も多いでしょう。

しかし、エアコンの空調では湿度が下がりすぎて室内が乾燥してしまいます。

乾燥は水分不足や被毛のトラブルにつながるので、適切な「加湿」をするように心がけましょう。

外が見えないようにする

警戒心が強い子は、家の外を歩く人や車の音、バイクの音に反応して落ち着くことができません。

また、不安な気持ちで外を眺めながら飼い主さんを待っている子も多いです。

そのような場合には、犬がリラックスして過ごせるように、外の景色を見えないようにするといいでしょう。

しかし、外の景色が好きな子や散歩している犬を見ることが好きな子もいるので、そのような場合には飼い主さんが判断してあげましょう。

留守番のしつけ方法

抱っこされているトイプードル

留守番をさせるケージやクレート、部屋の準備ができたら「しつけ」を行います。

少しずつ愛犬のペースに合わせながら、慣れさせていきましょう。

徐々に視界から消える時間を増やす

飼い主さんが出ていく姿を見て、愛犬は「もう戻ってこないかな?」「置いて行かれた」と不安な気持ちでいっぱいになっています。

不安を取り除くためには「飼い主さんは必ず戻ってくる」と認識させる必要があります。

そのためには、犬をケージに入れた状態で部屋から出て、愛犬の視界から消える練習をしましょう。

まずは、愛犬の視界から消える時間を30秒程度にして、徐々に時間を増やしていきます。

この時に、愛犬が吠えたり悲しそうな声を出していても我慢してください。

可哀想だと思って戻ってしまうと、吠えたら戻ってきてくれると勘違いしてしまいます。

このしつけを行わずに、急に長時間留守番させてしまうと犬にとって大きなストレスになるので、時間を増やしながら繰り返し行いましょう。

1人遊びの習慣をつける

1人遊びが上手にできる犬は、飼い主さんが外出中でもストレスを感じず待つことができます。

外出をする時は、愛犬のお気に入りのおもちゃやトレーニンググッズを用意してケージやクレートにいれましょう。

しかし、誤飲できるサイズや壊れやすいおもちゃは危険なので、慎重に選びんでください。

普段から1人遊びの習慣をつけて、留守番の時も退屈しないように訓練しましょう。

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愛犬を留守番上手に育てるには

チワワと2つのぬいぐるみ

愛犬が「留守番上手」になれば、飼い主さんも安心して外出できるようになるでしょう。

ここからは、お留守番上手に育てるコツを紹介していきます。

外出前後に遊んで疲れさせる

留守番前後は、愛犬とお散歩に行ったりたくさん遊んであげることでストレス発散になります。

愛犬との関係を深めるチャンスでもあるので、短時間でも実行してみましょう。

遊び疲れて留守番中に熟睡できるようにするのが理想的です。

外出直前は過度にスキンシップをとらない

愛犬と離れるのが寂しくて、外出する直前まで過度に撫でたり遊んだりするのは逆効果です。

飼い主さんがいなくなって急に寂しくなってしまい、不安感が増してしまいます。

そのため、散歩や遊んだ後は、少し時間が経過してから出かけるようにしましょう。

出かける準備をしている飼い主さんを見るだけで不安になってしまう子もいるので、できるだけ愛犬が見えない場所で準備してください。

帰宅後は落ち着いた声で話しかける

帰宅後は、愛犬はもちろん飼い主さんも嬉しくて興奮してしまいがちですが、まずは飼い主さんが落ち着いて「ただいま」と優しく声をかけましょう。

そして、愛犬が落ち着きを取り戻したら、留守番できたことを目一杯褒めてあげてください。

ここで愛犬のお気に入りのおやつをご褒美として与えるのもいいでしょう。

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便利なお留守番グッズ

ミニチュアシュナウザーが前足をかける

愛犬がお留守番中に快適に過ごすためのグッズや、愛犬の様子を観察できるグッスがなど、便利な留守番グッズが多く販売されています。

留守番グッズを上手に活用し、愛犬のストレスを軽減してあげましょう!

ペットカメラ


Furboのドッグカメラは愛犬の安全や健康にまつわるリスクを察知して、飼い主さんのスマホやタブレットにお知らせします。

愛犬が起きたり吠えたりするたびに、スマホに自動的に通知がいくので何が起きているか素早く観察できます。

また、Furboには愛犬のお気に入りのおやつを100個以上入れておけます。

「ポーン」とおやつが飛び出てくるので、1人の時間も退屈することなく過ごせるでしょう。

高性能マイクロフォン・高感度スピーカー が搭載されているので、外出先から愛犬に話しかけることもできます。

購入してから30日間は無料トライアルが可能なので詳しくは以下のサイトをご確認ください。

離れていても、いつでも一緒。【Furboドッグカメラ】

自動給餌器

夜帰宅するのが遅くなった時でも自動給餌器があれば、自動で愛犬にご飯をあげることができます。

上記の商品はタッチパネル式なので、誰でも簡単に操作可能!

取り外して洗うこともできるので、いつでも綺麗な状態で保つことができる点も嬉しくポイントです。

少しずつ留守番に慣れさせよう!

飼い主さんと鼻を合わせる

おさらい

  • ケージやクレートで留守番させる場合は室内温度を徹底する
  • 部屋の中で自由にさせる場合は台所に入らせないようにする
  • 外出前後はたくさんコミュニケーションをとるようにする

飼い主さんを待つ時間は、愛犬にとって非常に寂しく辛い時間です。

しかし、飼い主さんにも仕事や学校があり、四六時中一緒にいることができない方も多いでしょう。

留守番している愛犬のストレスを軽減するためにも、快適に過ごせる環境を作ってあげることが大切です。

この記事を参考に、愛犬をお留守番上手に育てましょう。

  • この記事を書いた人

りーちゃん

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