「こんな仕草や行動をしている時、犬はどういう気持ちなの?」と疑問に感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
犬は人間と同じように、言葉で会話することができないので、身体を使って「仕草や行動」で気持ちを表現しています。
犬の「仕草や行動」に隠された意味を理解することで、犬とのコミュニケーションがとりやすくなり、関係も深まるはずです!
そこで、この記事では「犬の仕草や行動から理解できる気持ち」を徹底解説していきます。
この記事を読んでわかるポイント
- 行動から理解できる犬の気持ちがわかる
- 仕草から理解できる犬の気持ちがわかる
- 犬の行動や仕草から考えられる病気がわかる
【Contents】
行動から理解できる犬の気持ち
犬がずっと同じ場所をくるくる回っていたり、前足で穴を掘っている場面を目にしたことはありませんか?
人間からすれば「かわいいな」と感じる犬の行動も、犬にとっては「ストレス」や「体調の異変」のサインの可能性があります。
犬は言葉で伝えることができないので、飼い主さんが犬を日頃から観察して、異変にいち早く気づけるようにしましょう!
犬の行動
- 息の匂い
- 甘噛み
- 同じところをグルグル回る
- 前足で穴を掘る
- 食糞
- 頭を壁に押し付ける
- ハァーハァーと息を吐く
- 飼い主さんの膝の上に座る
- お尻を引きずって移動する
- トイレと違う場所で排尿する
息の匂いの変化
犬の息の匂いが変化した場合、病気を患っている可能性があります。
犬が元気そうに見えていても、目に見えない「病気」が潜んでいることも・・・
病気を治すためには「早期発見・早期治療」に越したことはないので、息の匂いに変化を感じたら獣医師に相談しましょう!
息の匂いの変化から考えられる病気は以下の通りです。
歯肉炎
歯垢の細菌によって歯肉に炎症を起こす病気です。
歯周病
上記の歯肉炎と同じように、歯垢の細菌によって起こる炎症ですが、歯周病は炎症が起こる箇所が歯肉だけではありません。
歯や歯の周りにある靭帯・骨までに炎症が広がり、歯が抜け落ちたり、顎の骨に影響して骨折する危険性もあります。
口内炎
口内に炎症が広がり「ただれ・痛み・潰瘍」などが原因で食欲低下する犬も多い。
口腔内腫瘍
良性腫瘍と悪性腫瘍があります。
悪性腫瘍には「メラノーマ・扁平上皮癌・線維肉腫」などがあります。
腎機能不全
腎臓が正常に機能しなくなった場合、尿として出す「毒素」が体内に溜まることで嘔吐します。
急性腎不全は、急激な腎機能の低下により、最悪の場合、死に至る可能性があります。
しかし、早期発見・早期治療を行うことができれば、腎機能の回復が見込めます。
慢性腎不全は、数カ月~数年にかけて少しずつ腎機能が低下していきます。
初期症状はでない場合が多いですが、1度悪化した腎臓が回復することはありません。
肝機能不全
急性肝臓病・慢性肝臓病により、肝臓の機能が正常に機能しなくなった場合、肝臓で代謝される毒素が体内に溜まってしまい、息の匂いの変化に繋がります。
重度の便秘
重度の便秘になってしまうと、口から糞の匂いがしてくる場合があります。
腸閉塞
腸閉塞には、腸管が完全に塞がってしまう「機械的閉塞」と腸管の機能障害を起こす「機能的閉塞」があります。
口内環境にとても重要な「デンタルケア」について、もっと詳しくしりたいという方は以下の記事を参考にしてください!
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甘噛み
犬が家具を噛んでいたり、飼い主さんの手などを甘噛みしてくることはありませんか?
犬が甘噛みをする理由には、7つの理由と心理があります。
この犬が甘噛みする理由を理解して、しつけや噛み癖の対策に役立てましょう!
犬が甘噛みする理由は以下のとおりです。
犬が甘噛みする理由
- 犬の本能や習慣によるもの
- 遊びや好奇心から物を噛んで確かめている
- 時間を持て余している時の暇つぶし
- 楽しい・嬉しい時の気持ちが高ぶっている
- 飼い主さんの気を引きたくて噛んでいる
- 乳歯が痒くて噛んでいる
- ストレス発散のために嚙んでいる
犬の噛み癖に困っている方は、犬の噛み癖に効果的な「お酢スプレー」「しつけスプレー」を紹介している以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
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同じところをグルグル回る
犬が何度も、同じ場所をグルグル回っている場面を見かけると「元気そうだな」「遊んでいるのかな」と感じる方も多いでしょう。
上記のような行動は、心配のいらない場合もありますが、実は身体に異常があることも多いのです。
高齢犬の場合「突発性前庭症候群」という病気の可能性も考えられるので、はやめに動物病院を受診することをおすすめします。
犬が同じところをグルグル回る時の5つの心理は以下のとおりです。
5つの心理
- 嬉しくて興奮状態
- 自分が寝る場所を整えている
- 排便する場所が安全かを確かめている
- ストレスが溜まっている
- 突発性前庭症候群を患っている
前足で穴を掘る
犬の先祖は洞穴で生活をしており、巣穴を掘る習慣の名残が残っているで、今でもソファや布団などを掘ってしまいます。
しかし、前足で穴を掘ってしまうと、家具やベッドが傷ついてしまう場合も・・・
この行動を辞めさせたい時は、ガリガリしてほしくない場所にトイレを設置したり、犬が安心できる寝床を整えてあげることですが、1番重要なのは「穴を掘る理由」を理解することです。
犬が穴を掘る4つの理由は以下のとおりです。
4つの理由
- 涼しい場所を探している
- ストレス発散のため
- 排泄後に後ろ足も使って穴を掘っている場合はマーキング行為
- 大事なものを隠そうとしている
食糞
犬が食糞をすると、体調不良やさまざまな病気に、感染する危険性があります。
排便は、消化管内のいらない物を集めた「生ごみ」のようなものなので、細菌の死骸・寄生虫などが含まれている可能性があります。
そんな「生ごみ」のような物を「もう1度口にいれる」という行為は、想像しただけで身体に害を与えるということがわかります。
ここからは、犬が食糞する4つの理由とその対策法を紹介していきます。
1.構ってほしい
犬が食糞した時、飼い主さんはビックリして声を上げてしまうことが多いでしょう。
しかし、犬はそんな飼い主さんを見て「構ってもらえてる」と勘違いしてしまっている場合があります。
そのため「食糞=気を引ける」と認識して、繰り返し食糞を行ってしまいます。
改善策
犬が食糞をする前に、排便をしたらすぐ片付けるようにしましょう。
排便を処理したら、犬と遊ぶ時間を設けてください。
日頃から、犬にたくさん構ってあげることで少しずつ改善できるでしょう。
2.消化不良
犬の消化管が機能障害を起こすと、食べ物が消化されずにそのまま排便として出てきます。
その排便をエサだと勘違いして、食べてしまう犬も多いようです。
改善点
消化管の検査を行うために、かかりつけの動物病院を受診しましょう!
3.空腹
犬は空腹の時間が長すぎると、自分の排便を食べてしまうことがあります。
成犬より小犬に多く見られる行動です。
改善策
1日2回の犬に合った適切な量の食事を与えて、空腹の時間を減らしましょう。
しかし、与えすぎには注意が必要なので、適量を知るために獣医師さんに相談することをおすすめします!
4.退屈
犬が「何もやることがない」「退屈」と感じた時、食糞をする場合があります。
また、留守中に飼い主さんはがいない寂しさやストレスも影響しているといわれています。
しかし、この理由の食糞は留守中に起こっていることが多いので、1番改善しにくいケースです。
改善策
食糞をしないように、他のもので気を紛らわせるものを用意しましょう。
犬用おもちゃやおやつのガムなど、時間が潰せるものが最適です。
頭を壁に押し付ける
犬がコツンコツンと壁に頭を押し付けていたら、危険な病気のサインの可能性があります。
壁に頭を押し付ける行為は「ヘッドプレス」と呼ばれています。
この行為は「中枢神経」に異常があったり、脳が損傷している・肝臓に異変がある場合にみられます。
また、犬が頭痛を感じているときも「ヘッドプレス」を行います。
ヘッドプレスは、犬の身体になにか異変が起きているサインなので、はやめに動物病院を受診しましょう。
ハァーハァーと息を吐く
正常時の犬の呼吸の回数は「1分間に10回~35回」といわれています。
落ち着いているリラックスモードも時は口を閉じて鼻呼吸しますが、活動時は口を開き「ハァーハァー」と息を吐きます。
ここからは、この「ハァーハァー」という呼吸の5つの意味を紹介します。
5つの意味
- 激しい運動後や散歩のあと
- 体温調節
- ストレスを感じている
- 異物誤飲
- 怪我による痛み
多くの場合、安静に過ごしていれば改善されますが、異物誤飲や怪我による痛みのために「ハァーハァー」しているのなら、はやめに動物病院を受診しましょう!
飼い主さんの膝の上に座る
犬が飼い主さんの膝の上に座るという行動をとった時、犬の心理は2つのパターンに分かれます。
ここからは、その2つのパターンを紹介していきます。
1.甘えている
犬は飼い主さんに甘えたい時に膝の上に乗ります。
犬が膝の上に乗って甘えてきたときは、たくさん撫でて構ってあげましょう。
そうすることで、犬との関係が深まり問題行動を起こさなくなります。
2.飼い主さんのことを見下している
群れの中で生活してきた犬は、主従関係をとても意識します。
犬が飼い主さんより上の立場だと認識している場合「自分が上の立場だ」ということをアピールするために、飼い主さんの膝の上に乗ります。
主従関係をアピールするために膝に乗っているのか確かめる方法は、1度犬を膝から下ろしてみてください。
その時に「う”ー」と唸ったら、飼い主さんのことを見下しているようです。
お尻を引きずって移動する
犬がお尻を引きずりながら移動している様子は、とてもかわいく癒されます。
しかし、この「お尻歩き」は病気のサインかもしれません。
頻繫にお尻歩きをしている場合は、病気の可能性を疑った方がいいでしょう。
ここからは「お尻歩き」をする4つの理由を解説していきます。
4つの理由
- 痒みを感じている
- 排便などがついている違和感・不快感
- 肛門腺が溜まっている
- 病気のサイン
上記の4つ目の「病気のサイン」から考えられる病気は以下のとおりです。
肛門嚢炎
肛門まわりの炎症
腫瘍
皮膚炎
皮膚炎の場合は、目に見えやすい症状なので飼い主さんも気づきやすい病気ですが、腫瘍は肛門の中にできるものもあるので、なかなか気づくことは難しいでしょう。
そのため「お尻歩き」以外に、以下のような症状がでていないか、気を付けて確認するようにしましょう。
頻繁にお尻や肛門を舐めている
よくお尻を気にする素振りをしている
いつもと排便をしている様子が違う
上記のような症状を「お尻歩き」と合わせて行っているなら、病気になっている可能性が高いといえます。
このような場合には、悪化してしまう前に、動物病院で診察をしてもらいましょう。
トイレと違う場所で排尿する
ここからは、犬がトイレと違う場所で排尿する6つの理由を紹介します。
改善するためには「粗相してしまう根本的な原因」を見つけることが大切です。
また、病気の可能性も考えられるので「食欲がない」「元気がない」という場合には、獣医師さんに相談することをおすすめします!
6つの原因
- トイレの場所を理解していない
- トイレの場所を勘違いして覚えている
- トイレは叱られる場所だと認識している
- トイレの環境が悪い・汚い
- 構ってもらうための欲求行動
- 老化現象
仕草から理解できる犬の気持ち
犬が眠そうではない時にあくびを繰り返していたり、じっと飼い主さんの目を見つめてくる時はありませんか?
犬は言葉を話せない分、身体を使って自分の感情を飼い主さんにアピールしています。
飼い主さんがその行動の意味を理解してあげることで、とてもいい関係を築くことができるでしょう。
そこで、ここからは「犬の仕草から理解できる気持ち」について紹介していきます。
犬の仕草
- あくびを繰り返す
- じっと目を見つめてくる
- 犬が目をそらす
- 前足でちょんちょんしてくる
- 飼い主さんの身体に顎をのせる
- 飼い主さんに自分の頭や顔を当ててくる
- 飼い主さんのことを起こす
あくびを繰り返す
犬があくびを繰り返す理由は「眠い」ということだけではありません。
「眠い」という理由よりも「不安・ストレス」が大きく関係しているといわれています。
ここからは「犬があくびを繰り返す理由」を解説していきます!
緊張している
犬も人間と同じように、初めての場所・初対面の人・初対面の犬に会うと緊張します。
犬はそんな緊張をほぐすために、あくびをしてリラックスしようとしています。
ストレスを感じている
怒られている・病院にいる・ペットサロンにいる・車に乗るなど、犬がストレスを感じている時に、あくびを繰り返します。
犬にとって、ストレスをため込むことは身体によくないので、必ずストレス発散をさせてあげましょう!
「犬のあくび」について、もっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
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参考【徹底解説】愛犬のあくびに隠された理由とその心理について紹介!
「愛犬があくびをしている場面をよく見かける」という飼い主さんも多いのではないでしょうか? あくびをしている姿を見ると「眠たいのかな?」と考えてしまいますが、実は犬があくびをする理由は他にもあります。 ...
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じっと目を見つめてくる
犬に「目をじっと見つめられた」という経験をしたことがあるという方も多いでしょう。
かわいい愛犬が目を見てくれると、とてもうれしい気持ちになりますが、素直に喜んでもいいのでしょうか?
じっと犬が見つめてくる仕草には、以下のような理由があります。
飼い主さんへの愛情を伝えている
飼い主さんのことが大好きな犬は、目を見つめることで「大好きだよ」と愛情表現をしています。
この時の犬の表情は、とても穏やかで優しい表情をしているでしょう。
そんな時は、犬の名前を呼び構ってあげると、とても喜んでくれるはずです!
何かを要求している
「ご飯が欲しい」「散歩にいきたい」「遊んでほしい」などの、要求がある時に飼い主さんの目をじっと見つめることがあります。
飼い主さんが気づくまで、目を離さずにアピールしていることも多いでしょう。
敵意を感じている
犬同士で敵意がある場合には視線で感情を伝えますが、飼い主さんには敵意というよりは「不安・緊張」という意味で目を見つめていることが多いでしょう。
万が一、敵意がある場合には唸ったり、毛を逆立てたりします。
そのような仕草をみせられたら、こちらは敵意がないということをアピールするために、目をそらしましょう。
犬が目をそらす
犬も人間と同じように、なにか都合が悪くなった時に相手と目をそらします。
犬が目をそらす理由には3つの理由があります。
3つの理由
- 現実逃避のために苦手なことから目をそらす
- 叱られている時に「もう叱らないで」「わかっているよ」と目をそらす
- 相手の方が立場が上だと認識している
前足でちょんちょんしてくる
横に座っている愛犬が、前足を使ってちょんちょんとタッチしてくることはありませんか?
そんなかわいい仕草に、メロメロになってしまう飼い主さんも多いでしょう。
しかし、犬はなにか理由があって飼い主さんを呼んでいるのでしょうか?
ここからは、前足でちょんちょんしてくる2つの意味を紹介します!
遊んでほしい
遊んでほしい・構ってほしい時に、犬は前足でちょんちょんしてアピールします。
また、おもちゃを使って遊びたい場合には、自分の気に入っているおもちゃを持ってくることもあるでしょう。
とてもかわいい仕草なので、どんなに忙しくても、ついつい構ってしまう飼い主さんも多いはず・・・
何かを要求している
飼い主さんが食事をしている時に、前足でちょんちょんしてきた時には「それちょうだい!」とアピールしています。
しかし、そこで食事を与えてしまうと「こうすればもらえるんだ」と、繰り返し行うようになってしまいます。
人間の食べ物は、犬にとって塩分が多く、健康に害を与えてしまう食材も多い。
大事な愛犬の健康のためには、極力人間の食べ物は与えないようにしましょう。
「たまにはドッグフード以外の食事を犬に食べさせてあげたい」という飼い主さんは、以下の記事で「犬が食べてもいいお肉と野菜」について紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
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飼い主さんの身体に顎をのせる
犬は飼い主さんが座っている膝に顎を乗せたり、一緒に寝ている時などに、腕に顎を乗せてくることがあります。
そんなかわいすぎる犬の仕草には、どんな感情が隠されているのでしょう。
ここからは「犬が飼い主さんの身体に顎をのせる理由」について紹介します。
飼い主さんのことを信頼している証拠
犬が飼い主さんの身体に顎をのせているのは「信頼している証拠」です。
そんな信頼している飼い主さんに顎を乗せている時はとてもリラックスしている状態です。
お互いの体温を感じることができるので、とても幸せな時間を過ごすことができます!
一緒に遊んでほしい
犬が飼い主さんの身体に顎を乗せながら、上目遣いをしている時は「一緒に遊ぼう!」と、おねだりしている時が多いです。
優しく頭や背中を撫でると、犬も満足してウトウトしてくるでしょう。
飼い主さんに自分の頭や顔を当ててくる
犬が飼い主さんの手に、自分の頭や顔を押し付けてくることがあります。
ここからは「飼い主さんに自分の頭や顔を当ててくる」時の、犬の心理について紹介していきます。
飼い主さんに甘えたい
飼い主さんに甘えたい時は、優しく頭や顔を押し付けます。
また、頭や顔だけではなく、身体もピッタリくっつけているなら、犬はリラックスモードに突入しています。
この時は、飼い主さんに何かを要求しているのではなく「ただ甘えたい」という気分です。
飼い主さんの手に、優しく顔や頭を押し付けているなら、存分に甘えさせてあげましょう!
要求しているサイン
犬の頭や身体を撫でている手をストップした時に、犬は顔や鼻先を強めに当ててくることがあります。
その仕草の意味は「もっと撫でで」「やめないで」と要求しています。
そんなかわいい仕草を見ていると、ついつい撫でるのを再開してしまいます。
しかし、犬は賢いので「顔を強く押し付けると飼い主さんは撫でてくれる」と学習し、要求がエスカレートする場合があります。
「顔押し付ける」こと以外に「吠える」「噛む」「唸る」という行動をしたら「しつけ」をする必要があります。
飼い主さんのことを起こす
犬が朝起こしてくれると幸せな気分で起床できる方も多いでしょう。
こんな時、犬はどんな気持ちで飼い主さんのことを起こしているのでしょうか?
ここからは「飼い主さんのことを起こす犬の心理」について解説していきます!
食事の催促をしている
犬は人間のように、好きな時間に食事を用意して食べることができないので、飼い主さんに用意してもらわなければなりません。
飼い主さんの都合で夕食の時間が少し早くなった場合、翌朝の食事の時間までに犬は空腹になってしまいます。
さらに、飼い主さんが寝坊してしまうと、食事の時間が遅くなり犬は空腹に耐えきれません。
そんな時に、飼い主さんを起こして食事の催促する犬が多いのです。
散歩の催促をしている
犬が「散歩に行きたい」「トイレに行きたい」と感じている時、飼い主さんを起こして散歩の催促をします。
家の中で排泄・排便する習慣がない犬にとっては「散歩」の時間だけがトイレができる大事な時間です。
排便・排便を我慢すると、犬の体調に影響を及ぼす可能性があるので、少し眠たくても散歩に連れて行ってあげましょう。
構ってほしい
飼い主さんのことが大好きな犬は、ずっと近くにいたいと考えています。
そのため、飼い主さんが寝ている時でも「一緒に近くで寝たい」「構ってほしい」という思いから、自ら飼い主さんの寝床に行きます。
人間にとって「なんでもない就寝時間」でも、犬にとっては「寂しいと感じる時間」なようです。
愛犬との関係を深めよう!
おさらい
- 犬の仕草や行動の異変に気付くために、日頃から犬をよく観察する
- 犬がいつも行っている仕草や行動は病気のサインの可能性もある
- 犬の仕草や行動を理解することで関係が深まる
愛犬の仕草や行動に隠された「犬の心理」を理解することで、さらに愛犬との関係を深めることができます。
また、いつもと違う仕草や行動を感じ取ることで「病気のサイン」に気づくきっかけにもなります。
愛犬の「病気のサイン」を見逃さないために、日頃から愛犬の仕草や行動を観察するようにしましょう!