ハムスターのコラム ハムスターの知識

ハムスターの散歩は必要?安全な散歩方法・メリット・注意点を紹介!

いつもケージの中で過ごしているハムスターを見ていると「たまには広い場所を歩かせてあげたい」と考える飼い主さんも多いでしょう。

しかし、体が小さなハムスターにとって、ケージの外は危険なもので溢れています。

そのため、ハムスターを散歩させる前に、飼い主さんが部屋の中を安全な環境に整え、危険な物は無いか確認しましょう。

ここからは「ハムスターを安全に散歩させるための注意点」「ハムスターの散歩の必要性」「散歩のメリット・デメリット」などを詳しく紹介していきます。

この記事を参考にしながら、ハムスターが安全に散歩できる部屋の準備を始めてみましょう!

この記事を読んでわかるポイント

  • ハムスターに散歩をさせるメリット・デメリットがわかる
  • ハムスターに適した散歩の頻度や時間がわかる
  • ハムスターを散歩させる時の注意点がわかる

ハムスターに散歩は必要?

ハムスターお花散歩

犬のようにハムスターにも「散歩は必要なの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

結論から述べると、ハムスターの散歩は必須ではないですが、それは「十分なケージの広さがあれば」という前提のようです。

また、ハムスターをさせる前には「散歩をさせるかどうか」を1度よく考えてみましょう。

なぜなら、ハムスターは1度ケージの外に出てしまうとその場所も縄張りだと認識するので、毎日縄張りをパトロールしないとストレスを感じてしまいます。

そのため、飼い主さんが毎日決まった時間に散歩をさせる時間があるなら散歩をさせることは問題ありませんが、毎日の散歩時間がとれない場合は散歩はさせない方がいいでしょう。

ハムスターを散歩させるメリット・デメリット

ハムスター袋の中に入る

ハムスターを散歩させることに対してさまざまな賛否両論の意見があります。

前述したように、散歩はハムスターにとって絶対に必要なものではないので、メリット・デメリットを理解して、散歩させるかどうかを判断しましょう。

ハムスターを散歩させるメリット

ハムスターを散歩させるメリットは以下の3つあります。

ハムスターの新鮮な反応を見ることができる

ハムスターにとって、ケージの外は新しく目にする物ばかりなので、これまでと違った表情や反応を見ることができるでしょう。

また、外に出ると動きにバリエーションが増えるので、病気などを発見しやすくなるきっかけが増える点もメリットです♪

運動不足解消

部屋の中を散歩させることで「運動不足」を解消することができます。

本来ハムスターは、km単位で走り回る動物なので、定期的に広い場所を思い切り走らせて運動をさせてあげましょう。

また、運動をさせることで「肥満」を防止することもできるので、健康維持にも運動はとても大切です。

point

ハムスターの中でも「ゴールデンハムスター」は1番運動量を必要とします

ストレス解消

散歩をしながらケージの外に危険なものがないかをパトロールし、安全な場所だと確認することができれば、リラックスして生活を送ることができます。

反対に、定期的に散歩をさせず、縄張りパトロールができないとハムスターは「ストレスを感じる」いう意見もあります。

ストレスを溜め込むと、さまざまな病気になるきっかけになるので注意が必要です。

また、ケージが狭かったり不衛生な環境だとストレスが溜まり、ケージの外で発散しようとします。

ハムスターを散歩させるデメリット

ハムスターを散歩させるデメリットは以下の3つあります。

脱走癖がつく

1度散歩をさせるとケージの外も縄張りだと認識するので、これまで以上に外に出たがるようになり「脱走癖」がついてしまいます。

万が一、ハムスターが脱走してしまった場合、以下の記事を参考に探してみましょう!

ハムスターの脱走について詳しく紹介している記事がこちらです

ハムスター 脱走
参考記事ハムスターが脱走した時に探すべき場所!8つの対処法と予防策も紹介

いつもいるはずのケージの中にハムスターがいないと、気が動転してパニックに陥ってしまう飼い主さんも多いでしょう。 ハムスターはとても賢い動物なので、飼い主さんが油断している隙を狙って「脱走」することがあ ...

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家具や衣類をかじられる

ハムスターは、散歩の途中に見つけた「家具」や「衣類」をかじってしまうことがあります。

とくに、ソファーやクッション類は絶好の的なので、かじられても仕方ないという心構えでいましょう。

うんち・おしっこをされる

長時間散歩をさせる場合、部屋のどこかでうんちやおしっこをされてしまう可能性があります。

うんちなら硬くコロコロしているので掃除しやすいですが、おしっこをカーペットなどにされた場合掃除がとても大変です。

散歩させる時は、ハムスターにうんちやおしっこをされても掃除しやすい場所を選ぶといいでしょう。

ハムスターを散歩させる頻度と時間

ハムスターケージの前で散歩

ここからは、ハムスターの「散歩の頻度・時間」などを詳しく紹介していきます。

長時間の散歩は疲労やストレスの原因になるので注意が必要です。

散歩させる頻度と時間

ハムスターの散歩時間は「30分以内」に抑え「18時~24時」の間に行ってください。

また、規則正しい生活を送るために毎日の散歩時間は決めておきましょう。

いつ頃から散歩デビューさせてもいい?

ハムスターは生後3ヶ月から散歩させることができます。

散歩デビューに適している時期は、春~秋の暖かい時期か15度以上に暖房で部屋を暖めてから行いましょう!

冬の寒い時期に散歩デビューすると「外は寒い」と感じトラウマになってしまう可能性があるので注意しましょう

ハムスターを散歩させる時の注意点

ハムスター黄色ケージ

人間には気づくことができない、ハムスターにとって危険なものが部屋の中には溢れかえっています。

ハムスターの安全を守るために、以下のことに注意しながら散歩させましょう!

コンセントのコードをカバーする

ハムスターは部屋の中を歩いている時、万が一の時に備えて、避難する時の逃げ道を確保をしながら行動します。

しかし、ハムスターの通り道にコンセントのコードが落ちていれば「邪魔なもの」と認識して噛みちぎってしまうことも・・・

そのため、部屋の中に噛まれたくないものがある時には、事前に片付けるようにしましょう。

また、以下のような「配線カバー」を活用すると、コードを保護することができるのでおすすめです。

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コンセントの穴をふさぐ

散歩をしている途中にコンセントの穴に興味を示すハムスターがいます。

誤ってコンセントの穴をかじってしまうと「感電」する危険性があります。

そのため、ハムスターを散歩させる時には、事前に以下のようなものを活用し事故を防ぎましょう!

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家具の隙間をふさぐ

ハムスターは暗くて狭い場所を好む傾向にあるので、家具と壁の隙間を活かして上によじ登ることがあります。

高い場所に上ってしまうと地面に落下したり、ケージに戻そうとしても隙間の奥まで入り込んで出てこない可能性も・・・

隙間に入らせない対処法は、家具はピッタリ壁に寄せたり、隙間の前に障害物を置くなど隙間を作らないようにしましょう!

窓を閉める

散歩中に窓が開いていると、ハムスターが家の外に脱走してしまう可能性があります。

1度外に出てしまうと見つからない可能性が高いので、ハムスターを散歩させる時は必ず窓を閉めましょう!

ハムスターが散歩している時は視線を外す

散歩中のハムスターが「何をしているのか」「どこにいるのか」気になって見てしまう方も多いでしょう。

しかし、ハムスターは飼い主さんの視線を感じると身を隠そうと隙間に入ってしまいます。

そのため、ハムスターが部屋の中を歩いている時には、ジッと見つめず視線を外すようにしましょう!

散歩させる部屋を決めておく

前述したように、ハムスターが外に出たがる理由は「縄張りをパトロールするため」です。

しかし、縄張りの範囲が広いと、それだけパトロールする範囲が広くなってしまので、散歩させる6畳程度の1部屋を決めておきましょう。

散歩させている部屋は、ハムスターが出られないように必ずドアが閉まっているか確認してください!

ケージの外に遊び道具は出さない

散歩を楽しませようと「トイレットペーパーの芯」などの遊び道具は出さないようにしましょう。

なぜなら、散歩している途中に遊び道具を見つけると「縄張りに敵が侵入してきた」と勘違いして、不安になってしまうことがあるからです。

また、ケージの外の方が楽しいと覚えてしまうと、ケージに帰りたくなくなってしまう場合も・・・

上記の2つの理由から、ケージの外にハムスターの遊び道具は出さない方がいいでしょう。

散歩中におやつは与えない

散歩中におやつを与えたり、ケージに戻すためにおやつを持っておびきよせることはやめましょう。

1度おやつを与えてしまうと、それ以降おやつを持っていないとケージに戻ってくれなくなるので、おやつはケージに戻ってから与えてください。

そうすることで「ケージに戻るとおやつがもらえる」と認識して、スムーズにケージに戻ってくれるようになります。

多頭飼いしているハムスターと散歩の時間をずらす

同じケージ内で多頭飼いをしているハムスターは一緒に散歩させても問題ありませんが、ケージを分けている場合には時間をずらして散歩させるようにしましょう。

とくに、種類・性別が違うハムスターが顔を合わせてしまうと喧嘩に発展することも多いので注意が必要です。

高い場所からの落下事故に注意

散歩中に起こる1番多い事故は「高い場所からの落下」で、骨折や最悪の場合死に至るケースもあります。

落下事故の対処法は、ハムスターが上に登れないようにカーテンなどの裾をくくるなど、高い場所に行く手段を無くしましょう!

してはいけない3つの散歩方法

ハムスター縄に捕まる

ここからは、よくある散歩方法の間違いを紹介していきます。

ハムスターにとって危険を及ぼすものもあるので、必ず以下のことを確認してから散歩を行うようにしましょう!

リードをつける

ペットショップやホームセンターなどで、ハムスター用のリードが販売されていることがあります。

しかし、ハムスターはリードをつけられると大きなストレスを感じてしまい、紐が絡まったり首が絞めつけられと「窒息死」する危険性もあるので「リード」は使用しないようにしましょう。

家の外には出さない

家の外には鳥や猫など、ハムスターにとっての外敵がとてもたくさんいるので、ハムスターは落ち着くことができません。

そのため、ハムスターを散歩させる時は必ず室内で行い、ベランダやガレージなどにも出さないようにしましょう。

ハムスターボールを使う

散歩グッズとして販売されている「ハムスターボール」ですが、ハムスターは自由に歩くことができず強制的に動くので疲れが溜まってしまいます。

また、壁や障害物にぶつかった時の衝撃で怪我をしてしまう場合も・・・

ハムスターの散歩の目的は、運動ではなく「縄張りパトロール」だということを頭にいれておきましょう!

ハムスターが安全に散歩ができる環境を整えよう!

ハムスター3匹

おさらい

  • 人間目線ではなく「ハムスター目線」で部屋を安全な環境に整える
  • ハムスターに適した散歩時間は18時~24時までの「30分以内」
  • リードやハムスターボールを使用した散歩は絶対しない

ハムスターの散歩は絶対に必要なものではありませんが、散歩をさせることで「肥満を防ぐ」「ストレス解消ができる」などのメリットがあります。

しかし、ハムスターが安全に部屋の中を散歩するためには、飼い主さんが事前に部屋の環境を整えなければなりません。

この記事の「ハムスターを散歩をさせる時の注意点」をチェックして、ハムスターの散歩の準備に役立てましょう!

  • この記事を書いた人

りーちゃん

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